諏訪ななか 初めての声出しOKソロコンサート! 12月20日リリース予定の新曲 「My Step」 もいち早く披露
■文:原田和典
声優アーティストの諏訪ななかが10月1日、東京・山野ホールにてワンマンライブ「NANAKA SUWA 4th LIVE ~Starry Bloom~」を開催。今年5月にリリースされたコンセプトミニアルバム『StarryGarden』(オリコン自己最高位を記録)の世界観である“Bloom”を満員のファンの前で届けるとともに、12月20日リリース予定の新曲「My Step」をいち早く披露するなど、全オーディエンスにとって格別のステージとなった。
昼夜2回公演で、私は<夜の部>に足を運んだのだが、開演前から感じられたのはすさまじい熱気。「Starry Garden」、「夢十夜」とミニアルバムからの曲を続け、2020年発表のデビューアルバム『Color me PURPLE』からの「Lilac」ではファンのコールも爆裂。そう、この日は彼女のソロコンサートとしては初めての声出しOKライブでもあったのだ。考えてみれば前述『Color me PURPLE』のリリースは、パンデミックが猛威をふるう20年11月だった。それから約3年間、待ちに待ったコール解禁なのだから、ファンも燃え上がるに決まっている。
途中のアコースティック・コーナーは、トラックを使用せず、鶴﨑輝一と井上哲也によるツイン・アコースティック・ギターの伴奏によるステージ。井上哲也は日本コロムビアの諏訪ななか担当ディレクターで、鶴﨑輝一は彼女の代表曲をいくつも手掛けているソングライター。というわけで、この日は鶴﨑が書いた「溶けるみたい」、「揺れていたい」、「ふれてみたい」の三部作を連続で披露。音楽オタクであれば二大アコースティックギター・メーカー“テイラー”と“マーチン”の音色の違いも味わえたはずだ。
アコースティック・コーナー終了後は、ふたたびダンサブル&ポップなステージへ。21年のアルバム『Winter Cocktail』に入っていた「記憶ファンタジック」で来たる冬の情景を届け、ワイルドな「Strawberry Egoist」でや「Give Me Emotion!!」が飛び出すと、もう本編は終了だ。しかしファンの“すわわコール”は止むことがなく、アンコールの1曲目には12月20日に配信リリース予定の新曲「My Step」をいち早く披露。さらに鶴﨑輝一作詞・作曲による「あたしびより」(『Starry Garden』収録曲)を熱唱し、コンサートを締めくくった。
「NANAKA SUWA 4th LIVE ~Starry Bloom~」
夜の部 セットリスト
- Starry Garden
- 夢十夜
- Lilac
- Wonderland!!
- ショコラフレーズ
- 溶けるみたい
- 揺れていたい
- ふれてみたい
- ひと足
- 突風スパークル
- 記憶ファンタジック
- Lavender Tears
- Merlot Tears
- Strawberry Egoist
- Give Me Emotion!!
ーENCOREー - My Step
- あたしびより