古川日出男×坂田明×向井秀徳の映画『平家物語 諸行無常セッション』 11月8日(火)プレミア映画上映+ライブイベント「皆既月蝕セッショ ン」開催決定

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「祇園精舎の鐘の音を聞いてごらんなさい。」 皆既月蝕とともに、一夜限りのセッションが蘇る

 2017年5月28日、高知県・五台山竹林寺にて、作家・古川日出男の声がけにより、サックス奏者・坂田明、ロックミュージシャン・向井秀徳(ZAZEN BOYS/NUMBER GIRL) が共演する一夜限りのライブイベント「平家物語 諸行無常セッション」が開催された。
 映画『犬王』の原作、古典文学「平家物語」の現代語全訳 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集/河出書房新社)を完成させ、そのアニメ化で「平家ブーム」へと導くひとりとなった古川、以前より朗読と演奏で「平家物語」を翻案してきた坂田、音楽を通し“諸行無常”を繰り返し唱えてきた向井の3人が一堂に会し、圧倒的な熱量のセッションを繰り広げた伝説の一夜。映画監督・河合宏樹(『ほんとうのうた~朗読劇「銀河鉄道の夜」を追って~』 七尾旅人『兵士A』『うたのはじまり』 )は、その幻夜をカメラで捉え、再現不可能であったこのセッションをライブフィルム映画として再現させた。
 映画化を記念して、日本を皆既月蝕が覆う11月8日(火)、渋谷WWWにて、< 『平家物語 諸行無常セッション(仮)』映画化記念 「皆既月蝕セッショ ン」>イベントが決定。映画お披露目上映と、古川日出男×坂田明×向井秀 徳による特別セッションライブを開催。音響に葛西俊彦、照明に渡辺敬之とともに、特別な祈りの一夜を立ち上げる。時を超えて混沌の現代に唸りをあげる、念仏とも語り部ともいえる、三者の 重なり合う響き。文学・音楽を超えた新たな表現として、人々の魂に浸透するであろう祈りを体感せよ!

© kawai hiroki

古川日出男(作家)コメント

 そこには1300年近い歴史を刻む仏教寺院があった。 そこにはJAZZがいてROCKがいて文学がいた。平家の「滅び」の物語と共にいた。 そんな某年某月某日の幻の一夜が、繰り返す、繰り返す。諸行は無常。 フィルムは爆音で世界を鎮める!

河合宏樹(映画監督)コメント

 2017年に記録され封印されてきたこのライブ映像は、数年間、俺にずっと語りかけていた。『祇園精舎の鐘の音を聞いてごらんなさい。 諸行無常、あらゆる存在は形をとどめないのだよと告げる響きがございますから』と。俺たちは繰り返すことにした。映画として、そして、新たなセッションとして。俺たちの諸行無常を。 渋谷WWWを皮切りに、全国へ口伝していく。

『平家物語 諸行無常セッション(仮)』映画化記念
「皆既月蝕セッション」

日時:2022年 11月 8日(火) 18:00開場 / 19:00開演 全席自由 ※一部座席あり

会場:WWW (渋谷区宇田川町13−17 シネマライズビルB1F / 03-5458-7688)
https://www-shibuya.jp/

出演:古川日出男 × 坂田明 × 向井秀徳、河合宏樹(映画監督)
『平家物語 諸行無常セッション(仮)』上映(64分)
「皆既月蝕セッション」ライブ

料金:<前売> 4,500円 (税込/1ドリンク代別)
<当日> 5,000円(税込/1ドリンク代別)

チケットは9月15日(木)12:00よりe+(イープラス)先受付をスタート。10月1日10:00より各種プレイガイドにて販売。

『平家物語 諸行無常セッション(仮)』 HP 
heike-syogyomujo.com

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