石井一孝、矢田悠祐がW主演。辰巳真理恵、北翔海莉ほかも登場するドラマコンサート「バロック音楽劇『ヴィヴァルディ~四季』」が25年5月に上演
2025年5月8日(木)から11日(日)にかけて、新国立劇場 小劇場にてドラマコンサート「バロック音楽劇『ヴィヴァルディ~四季』」が上演される。本作は、2023年12月~2024年1月にかけて名古屋・兵庫・東京(新国立劇場 小劇場)で上演され好評を得た、バロック音楽劇「バロック音楽劇『ヴィヴァルディ~四季』」をコンサートバージョンとしてお届けする新企画だ。
300年前に作られたヴィヴァルディの「四季」は、春夏秋冬それぞれの3楽章ずつ計12楽章から成り立っているヴァイオリン協奏曲。この曲が産まれるまでには、作曲家のアントニオと、父ジョヴァンニの父子で育んだ栄光と希望、挫折や葛藤の感動秘話があった。前作ではその人生を四季になぞらえ、それぞれの楽章をインサートしながら、電子チェンバロ、フルート、ヴァイオリンの生演奏で音楽とともに紡ぐオリジナル演劇作品として上演した。
今作では新たなキャストとして、父/ジョバンニ・ヴィヴァルディ役には、多くのグランドミュージカル出演や、作曲・音楽監督など日本のミュージカル界に欠かせない石井一孝(いしい・かずたか)が決定。才能あふれる自慢の息子/アントニオ・ヴィヴァルディ役に、近年は様々なジャンルの舞台を中心に活躍している矢田悠祐(やた・ゆうすけ)が演じる。アントニオの運命を変える音楽のミューズ歌姫アンナ・ジロー役には、ソプラノ歌手としてコンサートやオペラ、ミュージカルで活躍中の辰巳真理恵(たつみ・まりえ)。そしてナレーターとしてアントニオに想いを寄せるアンナ・マリア役やカフェの女主人・メリッサ役、親子に立ちはだかるマルチェッロ(男)役などを演じるのは、元宝塚歌劇団星組トップスターで卒業後も進化を続ける北翔海莉(ほくしょう・かいり)。最強の新布陣で生演奏のコンサートとしても楽しむことができるスタイルで上演される。上演台本・演出の岡本さとる、音楽・中村匡宏が再びタッグを組むことも話題だ。
【物語】
1700年初頭のヴェネツィア。 後にヴァイオリン協奏曲「四季」を産むことになるアントニオ・ヴィヴァルディの父ジョバンニ・ヴィヴァルディは、床屋でありながらヴァイオリンの腕は一流で、サン・マルコ大聖堂のヴァイオリニストにも選ばれていただけでなくバイタリティにあふれ、興行師とも交誼を持ちオペラの興行も仕掛けていた。
しかし庶民出身の自分が音楽家として生きていくことに限界を覚えていたジョヴァンニは、息子アントニオの音楽の才能を見抜き、その夢をアントニオに託して一流の音楽家にするべく、あらゆる手段を講じる。
まずアントニオの身分に箔をつけるため神学校に入れる。
その後アントニオは司祭になるが、同時に結婚が許されない身分に。父子はいったん袂を分かちながらも和解し、ジョヴァンニはこの世を去るのだった。
ヴェネツィアにあった「ピエタ慈善院」や、父子をとりまく人たち、アントニオの恋など脇筋もからみながら、音楽とともに繰り広げられるオリジナル作品。
【公演概要】
タイトル:バロック音楽劇『ヴィヴァルディ~四季』ドラマコンサート
原案:伊藤 大
上演台本・演出:岡本さとる
音楽:中村匡宏
企画・製作:アーティストジャパン
出演:石井一孝、矢田悠祐、辰巳真理恵、北翔海莉 ほか
演奏:花井悠希、林 愛実、山本有紗
日程:2025年5月8日(木)~5月11日(日)
会場:新国立劇場 小劇場料金:S席9,500円 A席8,500円(税込・全席指定)
取り扱い:アーティストジャパン、イープラス、ローソンチケット
一般前売り:1月31日(金)10時より
お問い合わせ:アーティストジャパン 03-6820-3500
https://artistjapan.co.jp/
公式ホームページは近日公開予定。
石井一孝(いしい・かずたか)
1 月 23 日生まれ、東京都出身。1992 年『ミス・サイゴン』のオーディションに合格しデビュー。以降『レ・ミゼラブル』のマリウス役、ジャン・バルジャン役など主にミュージカルを中心に活躍。『マイ・フェア・レディ』『蜘蛛女のキス』の演技に対して第 35 回菊田一夫演劇賞を受賞。ディズニーアニメ『アラジン』ではアラジン役(歌)を担当。シンガー・ソングライターとしても精力的に活動し、10 枚以上の CD をリリース。2018 年には原案・作詞作曲・主演を務めたオリジナル一人芝居ミュージカル『君からの Birthday Card』を発表。主な出演作に『ロミオ&ジュリエット』『ジキル&ハイド』『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』、テレビドラマ『29 歳のクリスマス』『下町ロケット』『ドクターX』など。
矢田悠祐(やた・ゆうすけ)
11月16日生まれ、大阪府出身。2012年に俳優デビュー。以降ミュージカル『テニスの王子様』7代目青学 不二周助役で注目を集める。近年の主な舞台出演作に、舞台『魔法使いの約束』シリーズ、『夢職人と忘れじの黒い妖精』、本格ミステリー歌劇「46番目の密室」W主演、ミュージカル『アラバスター』、舞台『僕はまだ死んでない』(W主演)、ミュージカル『GREY』主演、BROADWAY MUSICAL『GLORYDAYS』主演、ミュージカル『BARNUM』、『アルジャーノンに花束を』(2017・2020年主演)、『ハムレット』主演など。その他にゲームアプリCV『18TRIP』 (百目鬼潜役)。 来年3月にミュージカル「贄姫と獣の王~the KING of BEASTS~」(セト役)の出演が控える。
辰巳真理恵(たつみ・まりえ)
10 月 11 日生まれ、大阪府出身。東京音楽大学卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所修了後イタリアへ留学。オペラ『愛の妙薬』アディーナ、『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ、『魔弾の射手』エンヒェンなどでヒロインを務める。2018 年アルバム『Ba,Be,Bi,Bo,Bu』にてメジャーデビュー。八王子FM『辰巳真理恵の Ba,Be,Bi,Bo,Bu』のパーソナリティを務めるなど活動は多岐にわたる。ヤクーツク国際コンクール・グランプリ受賞など多数の受賞歴を持つ。
映画『シグナチャー』主題歌で、ニース国際映画祭 最優秀主題歌賞にノミネートされる。名古屋御園座・三越劇場『恋文~星野哲郎物語』星野桜子役他。二期会会員。
北翔海莉(ほくしょう・かいり)
3 月 19 日生まれ、千葉県出身。1998 年 84 期生として宝塚歌劇団に入団。2015 年 5 月星組男役トップスターに就任。2016 年 11 月『桜華に舞え/ロマンス!!』をもって退団。以降は舞台を中心にコンサートやディナーショーなど活躍の場を広げている。主な出演作に、ブロードウェイ・ミュージカル『パジャマゲーム』、『ふたり阿国』主演、藤間勘十郎文芸シリーズ其の三『恐怖時代/多神教』・同其の四『怪談牡丹燈籠』主演、『海の上のピアニスト』主演、『うたかたのオペラ』主演、現代能『マリー・アントワネット』、『銀河鉄道 999ーTHE MUSICALー』、『アルジャーノンに花束を』、『偐紫田舎源氏』、『CLUB SEVEN another place』、『松平健芸能生活 50 周年記念公演』など。