白石加代子、朝月希和、荒井敦史、冨岡健翔、舞羽美海、三林京子 ほか出演。藤間勘十郎文芸シリーズ 其の五『其噂妖狐譚』ーそのうわさだっきものがたりー 京都にて開幕、そして東京へ!

藤間勘十郎文芸シリーズ 其の五『其噂妖狐譚』ーそのうわさだっきものがたりーが、2月11日(火)より
京都芸術劇場 春秋座にて開幕、2月18日(火)より、池袋あうるすぽっとにて上演される。
宗家藤間流の家元をつとめる舞踊家、歌舞伎の演出家として活躍する藤間勘十郎が上演台本・演出・振付・音楽を手掛け、文学に古典芸能のエッセンスを取り入れ作劇する本シリーズ。この『其噂妖狐譚』では伝説の九尾の狐や妲己を取り上げ、演劇界のレジェンド達と100%歌舞伎の演出で立ち上げたオリジナル作品だ。
主演・賎の女(しずのめ)実は金毛九尾の狐役には白石加代子、妲己(だっき)実は金毛九尾の狐役・朝月希和、玄奘法師(げんじょうほうし)/紂王(ちゅうおう)役・荒井敦史、そして側臣 費仲(ひちゅう)役・冨岡健翔、費仲の妻 張楊(ちょうよう)役・舞羽美海、さらに妲己乳母 胡喜媚(こきび)実は妖怪雉鶏精(ちけいせい)・三林京子ほかが出演。当代の名優と元宝塚歌劇団娘役トップスター女優の顔合わせ、若手実力派俳優という歌舞伎俳優ではなく、現代演劇の俳優達が演じる歌舞伎作品になっている。
藤間勘十郎率いる和楽器チームの生演奏が妖の世界を引き立てる本作、京都公演では花道・回り舞台・セリなども駆使し 1 日限りの特別な公演となった。尚、劇場構造に合わせた演出のため、東京公演とは演出法に多少の違いが生まれる。
東京公演は2 月 18 日(火)より池袋あうるすぽっとにてスタート、新たな演出となる東京公演にご期待。
(一幕:50 分 休憩:20 分 二幕:40 分予定)

(前列)【冨岡】【舞羽】【三林】【藤間勘十郎】【白石】【朝月】【荒井】
カメラマン:桂秀也 (C)其噂妖狐譚
【出演者よりメッセージ】
▼白石加代子
踊ることが大好きな私にとって、日本舞踊のお家元よりお声がけいただけた本作はとても光栄なことです。心地よく生の演奏を聴きながら稀代の悪を演じます。2/18 からの東京公演にも是非お運びくださいませ。劇場にてお待ちしています。
▼朝月希和
京都春秋座にて初日を迎えました。初めての挑戦尽くしの作品で、緊張しておりましたが、幕が上がりますと、お客様の舞台への集中が心地の良い緊張感となり、会場を纏っていると感じ、いつもより少し大胆に、そして集中する事ができました。"妖狐"の顔と、妖狐が乗っ取っている"妲己"の顔の違いの演じ分けは、宗家に細かくご指導を賜り、役作りをしております。更に沢山お教え頂きまして、見得切りや、花道を舞いながら捌けて行く、という挑戦もしております。歌舞伎さながらのお舞台、そして和楽器の演奏には迫力があり、皆様にお楽しみ頂けると思います。妖艶に妲己を演じて参りますので、千秋楽までどうぞよろしくお願い申し上げます。
▼荒井敦史
今作で、玄奘法師、紂王の二役を演じさせて頂いております荒井敦史です。無事初日の幕が上がった事とても嬉しく思います。 稽古初日を思い出すと本当に出来るのだろうかという不安が稽古場内で漂っていましたが、宗家の元で稽古をし、無事に初日を迎える事が出来ました。それぞれの役がとても魅力に溢れていて、歌舞伎や日本舞踊ならではの演出もあります。春秋座とあうるすぽっとでは、また異なる魅せ方になると思いますので、お楽しみ頂けたらと思います。 千穐楽までこの作品を存分に楽しんでいきます!
▼冨岡健翔
今作では藤間勘十郎さん指導の下、歌舞伎という普段の演劇とは全く異なる挑戦をさせていただいております。
僕が演じる費仲は国の行く末を案じる真面目で武骨な男です。お芝居は勿論、立ち回りや舞、素敵な生演奏にも是非ご注目いただければと思います。ご期待ください。
▼舞羽美海
無事に初日を迎える事が出来ました。費中の妻 張楊役を務めさせて頂きます。妖怪退治の為に舞台上で命をかけて力強く生き抜きたいと思います。見どころでもある素晴らしい生演奏に負けない様!張楊として大胆に、そして儚く使命を全うしたいです。御宗家の元で今回も沢山の事を学ばせて頂き、文芸シリーズにまた参加させて頂けて本当に幸せです!御一緒させて頂きます大先輩方のお背中を見て、身の引き締まる思いでいっぱいでございます。今回は春秋座様の豪華な舞台機構を盛大に使わせて頂きまして盆、セリ、花道でのお芝居があります!そして東京公演ではガラリと演出も変わり二度楽しんで頂けると思います!千穐楽までどうぞ宜しくお願い致します。
▼三林京子
時空を越え現実離れした異空間で、たっぷり悪事を働く楽しさ…フッフッフッ…邦楽の生演奏の迫力と深さに、改めて日本の音楽のすごさを感じています。若けりゃ、“妲己 実は金毛九尾の狐”を演ってみた~い!!


【物語】
玄奘法師は、元は猟師の十作と言ったが最愛の妹を妖怪に殺され、その死別により出家した。
修行の旅の途中、那須野ケ原で道に迷い、俄かに見えた一ツ家に一夜の宿を借りる。
そこの主が一夜のなぐさみに、糸繰りの唄にのせ、妖怪の話を語り始める。
―――時は殷王朝末期。皇帝紂王の弟・薄雲は王朝を我が物にするため、兄・紂王に人心を乱すと噂のある、天竺の国の秘宝花陽夫人の姿絵を見せる。紂王はその絵の術にかかり心奪われ絵姿の女を求め逐電してしまう。
側臣・費仲は薄雲の行いを「謀反」と言いたてた為、追放されてしまう。 一方、松江の浜にある殺生石まで来た紂王は、その石が割れて中より絵姿に生き写しの女が現れ「妲己」と名付けて館に連れ帰る。
そんなある日、追放となった費仲の夢枕に観世音菩薩が立つ。今の紂王は妲己の言いなりで悪政を行っていること、そしてその妲己こそ実は金毛九尾の狐で、薄雲と結託してこの国を我が物にしようと企んでいる事を告げられる。さらに、その妖力を破るのに必要な「獅子王の剣」を費仲に授け、もう一つの「水神の鏡」は王宮にあるが妖力によってその力が弱っており、龍の年月揃った夫婦の血を注げば光を取り戻し、必ず妖魔を退治できることを告げられて…。
【公演概要】
藤間勘十郎文芸シリーズ 其の五『其噂妖狐譚』ーそのうわさだっきものがたりー
上演台本・演出・振付・音楽:藤間勘十郎
製作:アーティストジャパン
出演:白石加代子、朝月希和、荒井敦史、沢白勢未生、冨岡健翔、舞羽美海/三林京子
◆東京公演:2025年2月18日(火)~24日(月・祝) あうるすぽっと
料金:S 席 9,500 円 A 席 8500 円(税込・全席指定)
お問合せ:アーティストジャパン 03-6820-3500
HP:https://artistjapan.co.jp/sonouwasadakkimonogatari_2025/
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https://x.com/aj_fk_bungei