注目の若手歌舞伎俳優・中村米吉が主演 水の精オンディーヌの悲恋を描いた不朽の名作『オンディーヌ』上演決定!

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 フランスの戯曲『オンディーヌ』(原作ジャン・ジロドゥ)の日本公演が12月から1月にかけて上演される。主演・水の精オンディーヌ役は、新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』ナウシカ役など歌舞伎界・若手女形として挑戦を続ける中村米吉。永遠の愛を信じて人間界に入った水の精オンディーヌの悲恋を描いた不朽の名作を、言葉と音楽・ビジュアルを融合のうえ、演劇の可能性を追求。格調高い極上のエンターティンメントとして作劇を目指す。中村米吉の歌舞伎以外の本格的な舞台出演は、本作が初となる。

チケット一般発売は11月7日(月)より。詳細は近日公開する公式サイトにて。

▼中村米吉よりご挨拶▼
初めての歌舞伎以外の舞台。森の中の清らかな水から初めて外に出るオンディーヌと、白粉と鬢付け油の香りする舞台から初めて降りた米吉がどう呼応していくのか、楽しみでもあり恐ろしくもありです。

歌舞伎の女方として演じる、というある種の趣向の一つとして終始せず、愛らしくて、哀しくて、そして何より美しい(ここが一番厄介かも?笑)、魅力的なオンディーヌとして舞台に生きていきたいと思っております!

■「オンディーヌ」とは
 本作は、1939年にパリのアテネ座で初演されたフランス語の創作劇で、ジャン・ジロドゥの代表作。 永遠の愛を信じて人間界に入った水の精オンディーヌと、騎士ハンスの悲恋を描いた名作で、その緊密な劇構造、洗練された台詞はこび、独創的なヒロイン像、そして人間への深い洞察など、絶賛を博しました。1954年にはニューヨークでも、A.ヘップバーンのオンディーヌで上演され、外国演劇部門のニューヨーク劇評家賞を受賞しています。日本では1958年に劇団四季が初演し、今なお現代人のファンタジーとして、その戯曲が読み続けられている20世紀屈指の古典劇です。今回は言葉と音楽・ビジュアルを融合。現代の詩劇として綴ります。

■「ものがたり」
 年老いた漁師夫婦の小屋に遍歴の騎士ハンスが一夜の宿を求めて訪れる。ハンスにはベルタという婚約者がいるが、漁師の娘オンディーヌと恋に落ち、結婚を決める。実はオンディーヌは水の精である。水の精の王に「結婚は許すが、男が心変わりし、オンディーヌを裏切ると、男は死ぬ」と警告をされる。オンディーヌはハンスに王宮に連れて行かれるが、なじめず天衣無縫にふるまう。これを恥じたハンスは、かつての婚約者で王の養女であるベルタに心が戻り、ハンスの身の危険を予感したオンディーヌは自ら姿を隠す。ハンスとベルタの結婚準備中に、オンディーヌは魔物にとらえられ、水の精として裁判にかけられる。再会したオンディーヌを前にハンスは、オンディーヌへの真の愛に気づくのだが…。

■公演概要
『オンディーヌ』
作:ジャン・ジロドゥ
上演台本・演出:星田良子
企画・製作:アーティストジャパン

主演:中村米吉

【愛知公演】
日程:2022年12月23日(金)~25日(日)
劇場:ウインクあいち 大ホール
主催:サンデーフォークプロモーション / team Geki

【東京公演】
日程:2023年1月6日(金)~11日(水)
劇場:東京芸術劇場 シアターウエスト
主催:アーティストジャパン03-6820-3500

【公式SNS】近日公開
ホームページ https://artistjapan.co.jp/ondine2022-2023/
Twitter @aj_ondine

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Posted by editor